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市民が育む持続可能な地域づくり 地域メディアの役割と文化拠点としてのミュージアム

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地元の魅力を発信しよう! 
シビックプライドの醸成に何が重要か?
全国各地の市民自治による地域再生の取り組みを紹介。

目次
まえがき

第Ⅰ部 地域の情報を伝えるメディア
第1章 誕生から30年を迎えたコミュニティ放送(北郷 裕美)
1コミュニティ放送 30年間の軌跡
2まちづくりのメディアとして
3災害時のメディアとして
4経営課題の再考
5JCBAの役割
6将来に向けて

第2章 「住民」がニュースを発信する新たな報道を目指して(安藤 歩美)
1「住民参加」のニュースのしくみを設計する
2「住民参加」が報道にもたらす価値
3プロジェクトとしての地域メディア、アクターとしての通信員
4「住民参加」がスタンダードになるための課題

第3章 メディアを活用した商店街魅力化の取り組み(牛山 佳菜代)
1ハッピーロード大山商店街とは
2ハッピーロード大山商店街魅力化の取り組み
3ハッピーロード大山TVを通じた商店街の情報発信の取り組み
4ハッピーロード大山TVの放送継続要因と配信効果

第Ⅱ部 地域の情報文化拠点としての博物館
第4章 地方の産業博物館の現状と抱える課題(松本 恭幸)
1企業が運営する産業博物館
2地域産業を伝える産業博物館
3過去の地域産業の記録と記憶を伝える産業博物館
4地方の産業博物館の抱える課題

第5章 平和教育、環境教育における博物館の活用促進に向けて(松本 恭幸)
1もうひとつの歴史館・松代の取り組み
2足尾鉱毒事件田中正造記念館の取り組み
3山梨平和ミュージアムの取り組み
4満蒙開拓平和記念館の取り組み
5学校との連携に向けた博物館の課題

第6章 震災の記録と記憶を伝える博物館(松本 恭幸)
1「稲むらの火」の逸話から誕生した防災教育施設
2中越地震の震災メモリアル施設
3東日本大震災後の仙台市の取り組み
4近年誕生した東日本大震災の震災伝承施設
5市民団体による東日本大震災の震災伝承施設
6個人による私設の原子力災害考証館

第7章 過疎化が進む地方での持続可能な博物館経営に向けて(松本 恭幸)
1市町村合併した自治体における博物館の統合
2エコミュージアムの概念にもとづく博物館構想
3市民による私設博物館のネットワーク
4博物館による地域回想法の取り組み
5地域の記録と記憶の継承に向けて
6課題解決型博物館を目指して

第Ⅲ部 市民が育む地域の情報メディア環境    
第8章 シビックプライドの醸成が図書館を変える(吉成 信夫)
1図書館の常識を変える
2歴史を軸に情報を集約する
3メディアコスモスのこれから

第9章 廃校に誕生した「奥多摩ブックフィールド」の物語(どむか〈本屋さんウォッチャー〉)
1「奥多摩ブックフィールド」に至る活動について
2「奥多摩ブックフィールド」の活動
3「本を置く場所」への考察

第10章 一枚の写真からコミュニティをつくり、終わらないアーカイブの場をつくる(佐藤 正実)
1生活遺産でもある市民所有の写真
2市民が撮った東日本大震災アーカイブ「3.11キヲクのキロク」
3写真が内包する様々な可能性をアーカイブへ転用
4震災アーカイブをもとにした「語る場」で生まれたもの
5「記録」と「記憶」をアーカイブする重要性
6市民が日常で活かせるアーカイブへ

第11章 コミュニティの記憶を誰のために集めるのか(松浦 さと子)
1地域住民が語り合うフィルム上映会
2次世代に残したい映像
3地域の文化の「保存・継承・創造」
4完成したアーカイブ
5地域の歴史を次世代はどのように学び継承するのか

第12章 双方向なつながりと国境を越えて協働する地域(渡辺 裕一)
1地球対話ラボの活動と双方向性
2東日本大震災・原子力災害後に始まった活動
3インドネシア・アチェでのコミュニティアート・プロジェクト
4おわりに

第13章 選挙を通して子どもたちと一緒に作る4年に1度の地域メディア(高橋 茂)
1それは茅ヶ崎から立ち上がった
2子どもの声を政治に届ける
3公選法の壁と「未成年模擬選挙」の存在
4地域メディアが注目し認知度が上がっていく
5子どもたちが変わっていく
6リアルとバーチャル
7子ども目線のメディアが日本を変えるとき


あとがき
筆者紹介

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